1000NEXTを知ったきっかけは何でしたか?
株式会社バランスデザイン
竹岡様に
1000NEXT のサービスについて
インタビューさせていただきました。
1991年の独立以来、数多く建築のデザイン賞を受賞され、紹介による依頼の絶えない運と実力を最高のバランスで兼ね備えた建築家として今もなお活躍されています。
他に二つとない建物を建てることを使命と考え、建てる人や場所に一番適した建物を作り続けています。
近年では後進育成のために大学で9つもの授業をこなす人気講師としてもご活躍されています。
1000NEXTを知ったきっかけは何でしたか?
ネットで調べて、1000NEXTさんを見つけました。
それまでは広島にある設備屋さんに頼んでいましたが、省エネ計算の質疑がなかなか終わりませんでした。
それもあって、工期が1ヵ月遅れ、さらに変更申請まで含めると全体で3ヵ月くらい遅れてしまったんです。
省エネ計算の実績があまり無い会社だったんですか?
いや結構大きい会社だったので、担当者レベルの話しなのかも知れませんが、私はそれで懲りてしまいました。
それで、時間をかけてネットで調べて、1000NEXTさんを見つけて電話したのが最初です。
お写真もWEBサイトに載っていたので顔も分かっていましたし、電話で話した感じが「あ、良いな」と思いました。
決め手になる出来事はありましたか?
言葉にするのが難しいですが、仕事の進め方を初めは見たのかな。
田尻さんの受け答えとか話した内容で、何か安心感がありました。
何を話したかは覚えていないですが、「この人の会社なら大丈夫だろう」と思ってお願いしました。
それ以来、もう数十件はお願いしてます。
私は基本的に人を信じているので、そうでない人とは仕事はしないです。
他の会社には何社くらい問合せなどされましたか?
一番最初の時は4~5社から見積を取りました。
それで皆さんとお話ししましたけど、何か欠けている気がしました。
そこの違いはすごく知りたいです。
他のところは担当者が出て、その上の上司が居て、社長は不在ですって言われると、何か合わないなって思ってしまいます。
今は任せられる社員が何人もおりますので、安心して話しを進めていただけると思います。
実際に、どうしても私がお話ししなければいけないというケースは当時に比べてかなり少なくなりました。
広島と名古屋では距離がありますが、依頼される時の不安や懸念は何かありましたか?
うちの会社が13年くらい前からもうリモートをやっているので、電話やメールだけのやり取りに私自身も慣れているのでそういう不安や懸念はなかったです。
1000NEXTさんも全国にお客さんがいて、リモート対応に慣れていたので、最初から最後まで毎回スムーズにやり取りできています。
社員さんはみなさんリモートなんですか?
行き来の時間がもったいないので、リモートでやってもらっています。
13年前にリモートを始めた当時は、周りから「信用できるのか?大丈夫なのか?」って心配もされました。
でも、私は基本的に信用していますし、離れたからってさぼる人とは一緒に仕事しないので。
それに、むしろ事務所に来てもらっているときよりも仕事ははかどっているなっていう実感があります。
悩むのが嫌いなのでダメだったらやめればいいから、とにかくやって見ようって考えます。
うちに依頼してみて良かったことや悪かったことはありますか?
悪かったというのは、無かったと思います。
最初はやり取りの流れが分かっていなかったのもあり、調整が必要なところもありましたが、1000NEXTさんのスケジュール確認と私たちの希望する納期を早めに共有することで、より調整が上手く行くようになりました。
どのタイミングでご依頼は頂いていますか?
確認申請のタイミングだと質疑で変更になることもあるので、消防に行く前に正式に依頼しています。
確認申請と一緒に計算用の資料を送って頂いて大丈夫です。
それだと、変更になったところの修正もあるから手間になるだろうと思っていました。
確認申請で変わりますが、それも一緒に直しますので。
もしくは質疑対応が少し落ち着いたタイミングで頂いても大丈夫です。
今は来月くらいにこういう仕事がありますっていうのを、営業さんに連絡しています。
良かったところというのもスケジュールの話しですが、今の流れで100%完璧にスケジュールが合っています。
今は省エネ適判が下りないと、確認申請も完了検査も下りないので、スケジュール通り下りているのは頼んで良かったなと思うところです。
工期の短いものばっかり3~4件お願いしましたが、全て間に合わせてくれています。
うちが申請機関と密にやり取りのできているのも大きいかもしれないです。
他の会社も併せて使われたり、社内でも省エネ計算をされたりしていますか?
戸建は中でやっていますが、私はプランだけして、あとは所員に任せています。
2025年4月からは戸建も省エネ適判になりますが、自分で勉強して対応できるなら、そのまま任せようと思っています。
10年くらい前は省エネ計算は自分でもやっていました。
10年前の物とはかなり変わっていますよね。
そうですね、もう何が何だかさっぱり分かりません。
省エネ法は頻繁に変わるので、私たちや審査機関でも分からない時はあります。
12月に法改正が出て、次の4月には施行されるときもあって、すごくスピードが速いんです。
前々からこんな感じで変わりますっていうのは出てくるんですが、正式にリリースされると内容が変わっていたりすることもあります。
あとは、建築基準法と同じで、はっきり書いていないところがって、そこが大きな分かれ目になることがあります。
影響力のある審査機関がこうするっていうと、それに合わせるところもあれば、そうでないところもあるので、初めは審査機関の解釈の違いで振り回されることがあります。
今後の省エネ法改正などで何か思われることはありますか?
カーボンニュートラルを目指して、ZEBの水準が求められていくと言われているが、
正直これからの世の中にどれくらい役に立つか分からないです。
まずやって見ようというところから始まっている様に思えるので、これをやったら将来こういう風になりますっていうのをほぼ明確に示して欲しいと思っています。
じゃないと私たちもそれに取組んでいく意気込みがなかなか湧いてこない。
ひとくくりに良い世界になりますよって言われても、仕方なくやらされている感じにどうしてもなってしまいます。
あと、省エネ計算が複雑になり過ぎて、私たちではもう追いつかなくなっている。
なるほど、他にもありますか?
そうですね、完了検査って昔は建築の方に比重があったんですが、それが今は省エネ適判の検査が70%くらいになってきています。
この辺りではそういう感じなんですか?
そうなんです。
完了検査がほとんど省エネ適判の検査になっています。
例えば、たまたま開いた照明の品番が間違っていたらそこで終わりです。
その話しは他でも聞きます。完了検査の途中で電話がかかってきたりすることもあります。
私はそれを1回経験したので、2週間に1回行う現場会議では、必ず初めに変更が無いか確認します。
設備の人に、「どんな小さな変更でも、変えたものは全部教えてください」と聞きます。
それが漏れると大変なことになるんだという事も合わせて伝えています。
業者さんなどが、お施主さんのことを思って、良かれと思って良いものに勝手に変えたりもしますから。
半導体不足の時に商品が入ってこないからということで、メーカーがごっそり変わっていたことがありました。
検査の時まで、こちらに情報が来ていなくて、急いで計算書を直してもらいました。
その時はたまたま計算結果がよくなる変更だったので、何事も無く終わって助かりました。
2024年4月にも2000㎡以上の非住宅が用途別に省エネ基準が引き上げられるのはご存知ですか?
知らなかったです。
その中でもクリニックやパチンコ店、ディーラーのショールームへの影響が大きいと思います。
ディーラーのショールームっていうのは意外ですね。
整備工場なんかも含めて2000㎡を超えているっていうことですよね?
それなら、対象となってくる建築は結構あるでしょうね。
モデル建物法はその用途の一番比重の高いところが、計算結果に大きく影響するように作られています。
ディーラーでは整備工場ではなく、ショールームの部分がそれに該当していて、ショールームにはたくさんの照明がついていて、なかなか妥協してもらえない内容なので計算結果が悪くなる傾向があります。
そういうことですか。
確かにそうですね。
太陽光を付けたり、照明制御を入れたりして何とかしようとしていますが、そもそも照明を減らさないといけない日が来るかも知れません。
パチンコ店や明るくしたい商業施設なども難しくなっていきます。
2000㎡超えるものはあまりないですか?
あまりないです。
3000㎡を超えそうなこども園がありましたが、規模が縮小されたので2000㎡は切りました。
今後2030年までに段階的に他の規模の建物も省エネ基準はZEB水準を目指して上がっていくので、全ての建物で対策は必要になっていくと思います。
本日は多くの貴重なご意見を頂き、ありがとうございました。
今後のサービス向上や改善のため、前向きに取組んでいきたいと思います。
本日は貴重なお時間を頂きありがとうございました。
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そんなあなたにはこちら。
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どんな理想や想いを持って設計をされていますか?
30代の頃に独立してから、よそに無い建物を建てたいという想いで今日まで続けて来ました。
安い買い物ではないので、金額以上の物を作ってくれたと言っていただくのが一番嬉しいです。
最初にホームページの写真をいくつか拝見したときに、凝ったデザインの建物が多いなと思いました。
他とは違う建物という付加価値を大事にしています。
同じ土地で同じ建物を建てるなら、Aさんに頼むより、私の方が付加価値がある設計をしていきたい。
その方が長く続けられるんじゃないかなって思います。
私はその方が好きで、それが今に至っています。
独立する前はどんな会社にいらしたんですか?
独立する前に居た会社はがちがちの組織会社でした。
病院や公官庁の仕事が多かったのですが、デザインを考え出すと怒られるんです。
時間とお金がかかるから早く描くように言われました。
そうだったんですか。それで独立をされたんですか?
7年くらい勤めましたが、締め切りに追われてばかりで、建築に夢が無くなると思ったので独立しました。
今は幼稚園やこども園から納骨堂、お寺、銀行、事務所、マンション、病院、プールなど、来るものを拒まずやっています。
そういったお仕事の依頼はどうやって来るんですか?
知り合いや建てた人の紹介とか、その人が2軒目を建てるというのがほとんどです。
横のつながりで、あいつの設計面白いぞって言ってくれて依頼してくれる。
あとは建物を見た人が、これ誰が建てたのかって、そこで聞いて依頼してくれるっていう紹介がほとんどです。
長く続けてきたので、建てた方の子供さんが建てたいと言って連絡をくれることもあります。
それはすごく良いスパイラルですね。
営業などは全然されていないですか?
私から建てませんか?って営業したことはありません。
営業を頑張って取れるようなものでも無いですから。
行くだけ引かれるのがこの業界だと思います。
頂いた仕事を間違いなくひとつひとつこなしていくのが営業だろうなと思っています。
建物を建てたいと思っている層がどこにいるか分からないから効率悪いですよね。
そうですね。
だから、神棚の水をかえては毎朝祈っています。
神棚に毎日「ありがとうね」っていうのが大事です。
それが答えかも知れませんね。